スティーブン・ピニャコラータ・13世とJ.S.Ramisの「ダラブッカで歌ってみっか!」

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【基本知識編④】エジプト式とトルコ式(モダン奏法)

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ラブッカの奏法には大きく分けて2つあります。
エジプト式とトルコ式です。
同じ楽器でも奏法が違うことから、ワークショップなどでもどちらかの奏法のみを教える講師も少なくありません。
また、流派のようなものでもあるので
「エジプト式の奏者」、「トルコ式の奏者」など奏者の特性をわける際にも使う表現でもあります。

【エジプト式】

エジプト式では基本的に両手の薬指のみを使ってtaとkaをならします。
また、口で再現出来るような分かりやすいリズムをパワフルに奏でることが特徴です。
ベリーダンスの伴奏をする時には動きとの連動が取りやすいようにエジプト式で演奏されることが多いです。
また、トルコ式の奏者が独特の手数を利用しつつエジプト風に演奏することもできます。

【トルコ式】

トルコ式では基本的には両手の人差し指と薬指を使ってtaとkaをならします。
使う指の本数が多いのでその分細かい表現が出来るようになります。
またエジプト式では難しい速さでの高速連打も可能です。(エジプト式でもとても早く演奏できる奏者もいます。)

【モダン奏法】

近年、トルコ式の中でもより現代的で自由に演奏しようという動きがあり人差し指と薬指以外も使っての演奏をされる方も増えてきました。
また、楽器の特性上本皮が使われている陶器のダラブッカでモダン奏法が取り入れられることが多いです。
例えば
打面をこする
指を弾いてリムに当てる
打面ではなくダラブッカの胴体部分を叩く
などです。
ソロ、ダラブッカ以外の楽器とのアンサンブルで使うと効果的です。
 
記のように奏法の説明をさせて頂きましたが奏者、講師、先生、地域などによっては違う内容で教わるかもしれません。
 
※このブログではtaとkaの音を何本の指で叩くかで切り分けをさせて頂きます。
 
● 薬指のみを使ってtaとkaをならす        
⇒エジプト式
● 人差し指と薬指を使ってtaとkaをならす   
⇒トルコ式
● 人差し指と薬指以外も使って演奏している  
⇒モダン奏法